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【09.03.11】国保税の大幅値上げ 1億円がなぜ出ないのか
桜井市長の「命や健康を重視した『暮らしの質』を高める」に逆行
昨日は亀山中学校の卒業式でした。
9時半に始まって終わったのが11時半を過ぎていましたが、2時間を超える式は長すぎます。
少なくとも市長あいさつや市議会議長あいさつ、来賓の紹介などをなくせば30分ほど短縮できます。
何とか改善させたいものです。
さて、今日は議案質疑が行われ、私は国民健康保険税の値上げに絞って質疑をしました。
まず、桜井市長に国保の現状をどう認識しているのか聞きましたが、財政的に厳しいことやそれを打開するために国に財政支援を訴えていく必要性、国保の構成が無職者が多いことや低所得者が多いことなど現状認識はほぼ一致しました。
次に桜井市長が「命や健康、環境、文化の視点を重視した『暮らしの質』を高めるための政策を優先する」と述べたが、国保税の値上げはこれに逆行するものではないかと質しました。
市長は「苦渋の決断」だと述べるにとどまり、言っていることとやっていることとの矛盾を説明できませんでした。
私は1億円あれば値上げをせずにすむのですが、来年度予算案でリニア基金に1億円を盛っているけれど、これをやめれば値上げをせずにすむ、また、財政調整基金(貯金)が47億円、リニア基金が12億5千万円、この2つの基金だけでも60億円もあり、そのほんの一部を使うだけで値上げをせずにすむ−それがなぜ、できないのかと質しました。
市長は制度の持続性のために値上げが必要だと答弁しましたが、制度の持続性を考えるのなら値上げをしないことだと指摘し、値上げをすれば滞納者がさらに増え、滞納が増えることでますます国保財政が悪化し、また値上げをする−こういう悪循環に陥り、制度を持続させることもできなくなることを指摘しました。
最後に、こうした値上げを撤回するように求め質問を終えました。
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