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【09.02.19】臨時議会 副市長の選任同意は可決されたが僅差
なぜ、田中前市長の右腕を起用するのか
今日は朝から臨時議会があり、定額給付金の事務費などの補正予算や桜井新市長の初めての人事案件である副市長の選任同意などが審議されました。
その中でも大きな議論となったのは、田中市政を支えてきた小坂副市長を引き続き副市長として選任同意する議案です。
私のほか3名の議員が質疑をしましたが、採決の結果は議長を除く21名中、欠席1名、退席1名(採決を棄権)、賛成11名、反対8名(福沢みゆき議員、豊田えり議員、鈴木達夫議員、伊藤彦太郎議員、中村嘉孝議員、片岡武男議員、桜井清蔵議員と私−順不同)の僅差で可決されました。
私は質疑で、小坂副市長のこれまでの功罪にはふれず、これまでの市政を変え「新生亀山」を掲げた桜井市長が、なぜ、田中前市長の右腕ともいうべき小坂副市長を据えるのかということを質しました。
桜井新市長に対する市民の期待は、新しい人に新しい政治をして欲しい、田中市政の悪いところを変えて欲しいということだったはずです。
田中市政の「変革」より「継続」を選択した桜井市長
また、庁舎建設の一時凍結などのマニフェストを実現する上でも10年間、田中前市長と二人三脚でやってきた副市長を据えることはマニフェストの実現に障害になるのではないかということを質しました。
さらに桜井市長が小坂副市長の続投を決めた理由として「行政の継続性」を強調しましたが、私は行政の継続性は「変えることのできない部長以下の職員が残ることで継続性は保てるので市長、副市長は新しくなっても十分にやれること、また、継続性が大事だから副市長を変えないというのであれば、自分が新市長になったことも継続性をなくすことになり、新しい市政を目指す自分を否定することになる」と反論しました。
最後に、今回の臨時議会では、会派でも賛否が分かれるなど最後まで結果がわからない状態でした。
以前なら会派で賛否を決め、採決に臨んでいたので結果がわかっていましたが、最近では会派で拘束をすることが少なくなり、採決をしてみないとわからないという事態になっています。
それだけ個々の議員が自分の主張を通すという傾向になっているのです。
新しい議会への変化が感じられた今日の議会でした。
なお、伊藤彦太郎議員もブログで臨時議会の様子を書いていますので紹介しておきます。
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