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【09.02.17】定額給付金 高額所得者は所得制限なしで受け取れ、住民登録のない非正規労働者は受け取れない

亀山市の定額給付金は、2万世帯で7億5,800万円

今朝は久しぶりに雪が降りました中川財務相の「酩酊会見」の映像には、驚きより呆れたというのがみなさんの受け止め方ではないかと思います。
それを問題とせずに「続投」を決めた麻生首相はやはり「一ケタの支持率の首相」です。
さて、19日に臨時市議会が開かれ、国が決めた「定額給付金」と「子育て応援特別手当」の事務費が補正予算として提案されます。
このうち亀山市の定額給付金は、2万世帯で7億5,800万円でその事務費が3,040万円(全額国の補助金)となっています。
この定額給付金は、基準日(今年の2月1日)に住民基本台帳に登録されている者と外国人登録されている者が対象となり、申請・受給者は給付対象者の属する世帯の世帯主(外国人は各給付対象者)で、給付対象者1人につき12,000円(ただし、基準日に65歳以上の者及び18歳以下の者は20,000円)となっています。
申請及び給付の方法は、原則として@郵送申請方式、A窓口申請方式、B窓口現金受領方式(@及びAの方法によりがたい場合)となっています。
この給付は、市が決める給付開始日から6ヶ月間に、自分で申請をしなければ受けられません。

国が十分な制度設計をせずに地方自治体に丸投げしたために生じた問題

真ん中を黄色く塗るかどうかは地域と話し合って決めるとのことこの定額給付金にはいくつもの問題があります。
最大のものはこれが効果のある事業かどうかですが、世論調査では国民の7割が「評価しない」と回答していますし、政府与党内からも批判があり、さらに経済の専門家の間でも悪評が高い事業でいわば「総スカン」状態の事業です。
給付にあたっての問題としては、所得制限を設けないために高額所得者も受けられる反面、住民登録や外国人登録をしていない人たちは受けられません。
今の経済状況でもっともこうした給付が必要な派遣労働者などは、外国人も含め住民登録などをしていない人が結構多くいますので、その人達に渡らない点は大きな問題です。
また、申請主義ですから市の方から訪問して給付するやり方はとりませんので、例えば高齢者世帯などで何らかの事情で申請ができない場合が考えられますが、こうした場合の対応をどうするのかも大きな問題です。
さらに世帯主が申請をし給付も受け取ることになりますが、それで問題がないのか、例えばDV(ドメスティックバイオレンス)のように何らかの事情で世帯主に接触ができない場合も考えられます。
こうした問題は、国が十分な制度設計をせずに地方自治体に丸投げしたために起こることです。
とはいえ、この定額給付金は補正予算が国会を通過し(事務費分はこの補正予算に組まれていますが、給付金そのものは関連法案がまだ成立していないため決まっていない)、市民の中でも「定額給付金には反対だが、決まってしまえばもらう」という人が多くいます。
私達議員団は臨時議会への対応として、市民の受け取りたいという意向を妨げることはしないという立場で臨みたいと考えています。

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