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【09.02.09】亀山にもあった戦争 阿野田レンガ橋列車銃撃事件
身元が判明したのは今までに2人だけ
ここ数日は暖かい日が続き、梅の花も咲きだし春の兆しが感じられます。
亀山九条の会では、戦争体験を綴った文集「かけはし」の発行に続き、文集でも取り上げられた阿野田レンガ橋で起こった列車銃撃事件を取り上げ、当時、目撃された方に来ていただきお話を聞くとともに、なくなった方の多くが不明になっているなどこの事件を少しでも明らかにするため、次の通り「戦争体験を語る会」を企画しています。
2月15日(日)午後2時から
西丸町の城西コミュニティ集会室
この阿野田レンガ橋で起こった列車銃撃事件は、終戦直前の1945年8月2日に亀山駅を午前11時30分に発車した鳥羽行きの汽車が、阿野田町のレンガ橋にさしかかったところで、アメリカの艦上機に銃撃され、多くの方がなくなった事件で、亀山で起こった大きな戦争です。
この時の目撃者の話では、亀山駅に40体ほどの死体が並べられていたといいますが、身元が判明したのは今までに2人だけとなっています。
戦後64年目を迎え、戦争体験者が少なくなり、記憶も薄れている中ですが、何とかこの事件の手がかりを集め、なくなった方をつかみたいと思います。
この事件をずっと調べてきた岩脇さん(県歴史教育者協議会のメンバー)は、人生の最後で何があったのかわからないままで、その人の人生を終わらせたくないという思いが強くあるといいます。
この「語る会」を契機にこの事件のなぞが明らかになればと思います。
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