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【09.01.21】市道和賀白川線の橋が「立派な橋」から「普通の橋」へ
川の横断面の川幅が計画より短くなったため
今日は福沢議員といっしょに生活相談を受けましたが、この不況下で失業して収入が減り、住宅ローンの返済や子どもの教育費などの支出は増えることはあっても減ることはない状況をどうするのかということで様々な制度の活用や国保税の減免など負担を減らすことなどを相談しました。
生活保護まではいかないけれど、収入が少なく生活が大変な人が多くいます。
こういう人たちのためのセーフティネットをもっと充実させなければなりません。
さて、先日、田中市長が南野町の自治会総会で市道和賀白川線にかかる橋が、川幅が計画より短くなったため当初の「5億円も余分にかかる立派な橋」から普通の橋に変更することを明らかにしたことを書きましたが、どういう経過でそうなったのか担当者に聞きました。
国土交通省の職員も参加 なぜ、市に情報を伝えなかったのか疑問
それによれば、平成9年に河川法が改正され、河川法の目的に「治水と利水」に加えて「環境」が入り、それに基づいて河川整備基本方針や計画が検討されてきました。
昨年6月末にその「基本方針」と「計画」の方向性が出され、「基本方針」の中で「河川の整備の基本となるべき事項」の1つに、「主要な地点の計画高水位、計画横断形に係る川幅」という項目があり、この川の横断面の川幅が計画より短くなったため、当初計画のような橋が架けられなくなったというのです。
今後、橋梁デザイン懇談会での議論や新市長の判断もあり、どんな結論になるのか注目したいと思います。
私としては「ムダな事業(5億円も余分にかけて立派な橋を架ける)」がストップされるので歓迎しますが、ただ、平成9年に改正された法律に基づく基本方針や計画づくりがすすめられ、この橋の橋梁デザイン懇談会に国土交通省の職員も参加していたのに、なぜ、そのことが市に伝えられなかったのか随分、疑問に感じます。
もし、「今、検討している基本方針や計画で川幅が変わることもある」ということを知らされていれば懇談会の結論も変わっていたのではないでしょうか。
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