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【08.12.20】シャープ(株) 国内でも価格カルテルで2億6000万円の課徴金支払い命令
心に残るドラマだった 「風のガーデン」
テレビドラマ「風のガーデン」が終わりましたが、この作品の完成直後に緒方拳さんが亡くなりました。
緒方さんはこのドラマの撮影中に、すでに余命わずかでそのことをスタッフには知らせずに撮り終えたということです。
緒方さんの演ずる父親が、余命わずかの息子(中井貴一が好演)の最後を看取るというドラマでしたが、ドラマと現実がダブって何か不思議な気持ちで見ていました。
特に緒方さんが現実では余命わずかで、ドラマでは余命わずかな息子を看取るという役どころを演ずるのですが、緒方さんがどんな気持ちで演じていたのかと思うと何とも言えない気持ちになります。
ドラマでは、長く会っていなかった息子と久しぶりに再会する場面があるのですが、息子と話す緒方さんの表情が何か悟ったような穏やかで本当にいい笑顔だったのが印象的でした。
最近、見たいと思うドラマが少なくなりましたが、心に残る作品の1つです。
今度は日本国内での価格カルテルが摘発された
前置きが長くなりましたが、昨日の新聞に「シャープ2億6000万円課徴」、「DS液晶カルテルで命令」と大きく報道されました。
報道によれば、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」と後継機種「DS Lite(ライト)」用の液晶パネル納入で価格カルテルを結んだとして、公正取引委員会は独占禁止法違反でシャープに2億6000万円の課徴金納付を命じたとのことです。
シャープ側は違反該当行為はないとして審判請求を検討しているとのことです。
先日の一般質問では、シャープが価格カルテルでアメリカ司法省に120億円の罰金を支払った問題を取り上げ、コンプライアンスを重要な柱に掲げる亀山市がこのような重大な法違反をした企業に対して、45億円もの奨励金の指定事業者の取り消しや奨励金の返還を求めるべきではないかと質したのですが、今度は日本国内での価格カルテルが摘発されたのです。
シャープが違反を認めていませんので現段階では今後を見守らなければなりませんが、結論が出た時点で再度、市の対応を質したいと思います。
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