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【08.12.05】戦争体験をつづった小冊子を発行 亀山九条の会

父の沖縄戦の記録を孫が聞きまとめたものも収録

明日へつなぐ平和の「かけはし」の表紙第2次世界大戦が終わりすでに60年以上の歳月が流れ、戦争体験を持つ人も年々少なくなり、戦争体験を語り継ぐことが難しくなってきています。
そんな中、亀山九条の会では戦争体験を語り継ぐために体験談を集め小冊子を発行することになりました。
最初はなかなか原稿が集まらず、苦労しましたが多くの方の協力を得てようやくまとめることができました。
この小冊子には10人の方の記録(記憶)がつづられていますが、昨年の冬、亡くなった私の父の沖縄戦の記録も収録されています。
これは私の姉の子(甥)が小6の時に、夏休みの自由研究として父から話を聞き、自分も家族といっしょに沖縄へ行き実際に見てきたことをまとたものです。

戦艦大和の最後など10人の戦争体験が綴られている

甥の沖縄戦の自由研究編集後記で「寄せられた10人の戦争体験の中には、まだ幼さの残る少年、少女の、学徒動員から兵役に就かれた方の体験等があります。戦艦大和に「海上特攻隊員」として乗り込まれた谷本清さんの手記には大和の最後が克明に記されています。
おじいさんの沖縄での戦争体験を綴った船渡真さんの作品はとても貴重なもので、ほぼそのままの形で掲載させていただきました。」と佐野さんが書いているように、様々な戦争体験が盛り込まれています。
表紙の絵は11月に亀山で行われた「アートフォーラム三重2008」で、法因寺の本堂で「三人展」を開かれた中村映弥さんの展示作品を、ご本人の許可を得て載せさせていただきました(展示をされていた三人の方がそろって九条の会の会員だと聞き、驚くとともに会の広がりを実感しました)。
明日へつなぐ平和の「かけはし」−というこの小冊子の「題」もいいネーミングであり、ぜひ一人でも多くの人に読んでいただきたいものです。
(亀山九条の会では1冊300円でお願いしています。)

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