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【08.12.03】やはり「過大な需要見込み」だった 水道計画大幅な修正へ

シャープが工業用として受水する7,400㎥も入れて見直す

宗英寺の紅葉いつの間にか12月になりましたが、去年の今頃は父が急死して大変忙しかったことを思い出します。
先日、1周忌をすませましたが家の年数と同じ数だけ歩んでいくことになります。
さて、12月議会に水道事業関係の条例の一部改正が提案されています。
市の提案によれば、「旧関町との合併で水道事業の変更認可申請の手続きを進めきましたが、県から北中勢水道用水供給事業(いわゆる長良川河口堰での水利権を使った給水事業)からの受水計画も含めて認可申請するように求められているため、北中勢水道用水供給事業の市の受水分7,400㎥(すべてシャープが工業用として受水)と簡易水道を事業統合し、合わせて1日最大給水量を見直す」というものです。
現在の認可は平成12年度のもので、「平成17年度を目標年度とし、給水人口47,500人、1日最大給水量37,300㎥であり、これに合併後、旧関町分を足した水道事業が給水人口56,100人、1日最大給水量44,300㎥、簡易水道事業が給水人口2,070人、1日最大給水量613㎥」となっています。
これを平成30年度を計画目標年度とし、給水人口49,000人、1日最大給水量36,500㎥と見込むという計画なのです。

これまでの計画が「過大な需要見込みだった」ことを認めその反省に立って提案されるべき

シャープ亀山第2工場この北中勢水道用水供給事業(いわゆる長良川河口堰での水利権を使った給水事業)からの受水は、私が議員になった1999(平成11)年当時、「需要が過大過ぎる。これでは長良川河口堰からの導水を必要だとするためにつくった数字だ」と厳しく批判してきました(当時の計画では、平成18年度には需要が給水量を上回るため、河口堰からの導水が必要とされました)。
その後、見直しの必要を認める答弁がされましたが、見直しがされずに現在に至っています。
現在の計画(合併後)と見直し後の計画を比較すると、北中勢水道用水供給事業が1日2,600㎥から7,400㎥に大幅に増えているのに、1日最大給水量は逆に7,800㎥も少なくなっているのです。
こうしてみると平成12年当時指摘したように、いかに過大な需要見込みだったかが明らかです。
今回の計画の見直しは必要ですが、まず、これまでの計画が「過大な需要見込みだった」ことを認めその反省に立って提案されるべきです。

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