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【08.11.19】暫定給水するので負担はシャープに 3億円の御幸町加圧ポンプ場
暫定給水が予定通り23年3月末で終了できるのかまだまだ見通しはつかない
昨日、管内視察の報告で御幸町加圧ポンプ場(3億円)を視察したことを書きましたが、この施設が造られた経過を改めて振り返ります。
2年前の9月議会にシャープ向け工業用水を暫定給水するための水道事業会計補正予算(約6億円)が提案されました。
この補正予算は、鈴鹿市の三重用水からの工業用水の導水が鈴鹿市側の反対でできなくなり、2007年夏からシャープが給水を求めているため、暫定的に亀山市の上水道に支障をきたさない範囲で、平成23年3月末まで上水道から給水する(日量2500トン)ことにし、そのための費用は亀山市は一切負担しないという協定に基づいたものです。
この御幸町加圧ポンプ場は、暫定給水により地域への給水が苦しくなる第1水源からその地域へ第2水源からも供給できるようにするための施設であり、この建設費用3億円はすべてシャープ側の負担(協定書では(株)シーエナジー)です。
この暫定給水は平成23年3月末までとなっており、今、工事中の長良川河口堰を水源とする県の上水道からの供給がされるようになるまでのものですが、この導水をめぐっては受水自治体(鈴鹿市や四日市市など)で費用負担について異論が出ているようなのでまだ、暫定給水が予定通り23年3月末で終了できるのかまだまだ見通しはつきません。
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