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【08.10.17】自治体の非正規職員が28% 亀山市は非正規が40%を占める

保育所、学校給食、図書館、公民館では半数以上が臨時・非常勤職員

保育園を所管する福祉保健部のある「あいあい」亀山市長選挙で新しい動きが出てきました。
問題は立候補者が、どんな公約を掲げて市長選をたたかうのかということであり、それをしっかりと見極めたいと思います。
さて、「自治体職員の非正規率28% 8割は年収200万円以下」という自治労の調査結果が発表されました(以下は昨日のしんぶん赤旗の記事)。
『自治体で働く職員のうち臨時・非常勤職員が28%にのぼり、8割が年収200万円以下―自治労が行った実態調査(教員を除いた中間集計)で、「官製ワーキングプア」と呼ばれる実態が改めて浮き彫りになりました。
全自治体を対象にした初めての調査で、これまでに全自治体の53・1%、986自治体が回答。最終的には6割に達する見込みです。
臨時・非常勤職員の総数は29万7571人で、全職員のうち27・8%。一般市と町村で30%を超えています。
臨時・非常勤の6割以上はフルタイムかそれに近い状態で働いており、3割は勤続3年を超えています。
各種相談員(消費生活など)、学童指導員では9割以上が、保育所、学校給食、図書館、公民館では半数以上が臨時・非常勤職員。保育所では49・8%、4万6572人が臨時・非常勤です。
こうして住民サービスの基幹的担い手であるにもかかわらず、時給は900円未満が53・6%、月給で16万円未満が58・3%。年収200万円超の人は2割程度。通勤費が支給されるのは47・6%で半数に達しません。
勤続期間は、3年以上が31%にのぼる一方で、1年未満が40・3%、3年未満が69%と極めて不安定です。
47・4%とほぼ半数が1年以内の任用期限がある地方公務員法22条で任用する臨時職員。特別職の非常勤が3分の1、期限のない一般職非常勤が6分の1を占めており、任期付き短時間職員は0・6%にすぎません。』


亀山市は全国や三重県より10%も高い非正規率

東御幸町ですすむ開発 排水は大丈夫なのか以上は全国調査ですが、亀山市はどうなのか−2006(平成18)年にみえ労連が自治体に依頼し調査した結果が出ています。
これによると正規職員が604人、非正規職員が385人(嘱託79人、臨時306人)で、正規の占める割合は全体の61%で非正規は39%となっており、全国や三重県内(非正規率29%)の非正規率より随分、高くなっています。
特に問題なのが保育園や学校給食、図書館など住民サービスに直結している部門で正規職員と同じ仕事をしながら給与(賃金)や休暇、身分保障が不当に低く抑えられていることです。
例えば保育園ではクラス担任をする職員が嘱託職員であったり、保育園の給食では正規のいない園があったりと全く市としての責任が果たせていない実態があるのです。
9月議会では、こうした実態が法の趣旨に反するではないかと問うと「コンプライアンスは建て前」だと副市長が答弁する始末です。
まさに田中市政が末期症状を呈している現れではないでしょうか。

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