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【08.09.01】今日から9月議会がスタート 問題のある補正予算が・・・
市庁舎建設でPFI方式の可能性を調べるために700万円もの予算
市内で配られた市議団ニュースや『議会報告』をもとに、今朝と夕方に市民の方から相談の電話がありました。
いずれももっともな意見で早速、対応を相談しました。
さて、今日から9月議会が始まり議案の提案説明がありましたが、補正予算のいくつかに「問題あり」と感じるものがありました。
その1つが市庁舎建設でPFI方式でやることの可能性を調べるために、700万円もかけてコンサルに調査を依頼するというものです。
PFI方式というのは聞き慣れない言葉だと思いますが、PFIとは「民間資金主導による公共事業」と呼ばれるもので、本来は地方自治体などが税金を財源に公共施設の「設計、建設、管理運営」をするのですが、それを民間事業者が資金を独自に調達して「設計、建設、管理運営」を行い、利用料金を徴収して(利益を得ながら)資金を回収していくというものです。
市庁舎の場合、利用料金をとるような施設ではないので市がリース料を払う形になります。
市庁舎をこうしたPFI方式で建設した例は全国を見てもほとんどありません。
まず、市庁舎建設をした自治体の調査から始めるべき
私はまず、市庁舎建設をした自治体でPFI方式を検討したのか、検討したとすればなぜ、採用しなかったのか(または採用したのか)ということを調査すべきだと思います。
その上で使える方式の1つだとなれば検討するという手順ですすめるべきで、ただ700万円もの投資をして可能性があるかどうかをコンサルに委託し、判断するというのはあまりにも考えの浅いやり方だと思います(この方式を採用しないとなれば結果的にこの予算がムダになる)。
700万円もの予算があれば市民の要望に応える施策に使えるのですからこうした補正予算は「問題あり」です。
※他の補正予算については後日。
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