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【08.08.19】議会基本条例の制定 「会派」をどう考えるのか
現状把握から出発し、課題を絞り込み亀山市議会に合った条例をつくり上げる
厳しかった猛暑も少し和らぎ、朝夕は涼しい風が入るようになりました。
室内の温度計も連日、30度を下回ることはなかったのですが、ここ数日は20度台に下がってきています。
さて、お盆休みも終わり世の中が動き出しましたが、議会も9月議会に向けて動き出す時期にきました。
昨日は第5回の「議会のあり方等検討特別委員会」が開かれ、今後の進め方を協議しました。
提案されたのは、条例ありきのトップダウン型ではなく、現状整理から積み上げるボトムアップ型の検討・構築を図るというものです。
つまり、他の自治体の議会基本条例を参考に亀山市議会の条例をつくるのではなく、まず、亀山市議会の現状・問題点・課題などを整理し、条例に盛り込む事項や検討すべき課題などを絞り込みその議論の上に議会基本条例をつくりあげていくという方向です。
条例をつくるだけなら他の自治体の条例からいいと思うところを抜き出し、つくることはできるのですが、それでは亀山市議会の現状と合わないものになってしまう恐れがあるので、時間はかかりますが現状把握から出発し、課題を絞り込み亀山市議会に合った条例をつくり上げようということです。
「議員平等の原則」に反するやり方がある
私は亀山市議会の抱える課題、問題点として「会派制度−亀山市議会では、会派とは3人以上の議員の団体とされている」があり、「会派」に所属している議員と所属していない議員とで大きな差があるという現状を指摘しました。
例えば、常任委員会への所属は「議員平等の原則−議員はすべて平等であり、年齢、学歴、性別等による一切の差別はなく、同等であるという当然の原則−(亀山市議会要覧に書かれている)」からすれば、各議員がそれぞれ希望を出し定員を超えれば調整するべきものですが、現状ではまず「会派代表者会議」で会派の議員の所属を決めた後、残ったポストを無会派に割り振るという「議員平等の原則」に反したやり方をしています。
その他、会派の議員でなければ議会運営委員会に参加できない問題などもあります。
特別委員会での議論は始まったばかりですが、この会派制度について今後、どんな議論がされていくのか、また、どんな内容が条例に盛り込まれるのか1つの焦点になりそうです。
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