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【08.08.05】労働経済白書も認めた非正規増加の弊害
高校野球の地域間格差が少なくなった
甲子園で高校野球が始まりましたが、最近は地域による差が随分となくなったように感じます。
一昔前は、東北や日本海側のチームは弱いところが多かったのですが、最近はそんな見方は通用しません。
詳しくはわかりませんが、小、中学校時代から硬式野球をする「リトルリーグ」などのチームが各地にできたことや野球留学で近畿圏や首都圏から選手が流れたりすることなどが要因のようです。
さて、先日、厚生労働省が2008年版「労働経済の分析(労働経済白書)」を発表し、労働者の満足感が「仕事のやりがい」、「雇用の安定」、「収入の増加」などで長期的に低下していることを明らかにしました。
自治体ですすむ「非正規雇用の増大」と「成果主義賃金」の導入
白書は、その要因として企業が1990年代から人件費の抑制を優先して正社員を減らし、非正規雇用が増大したためだと分析し、成果主義賃金の見直しや正社員化への支援を求めています。
これは主に民間企業の分析ですが、見逃せないのが自治体ですすむ「非正規雇用の増大」と「成果主義賃金」の導入です。
民間企業ではこれらの弊害の見直しが始まりましたが、自治体ではますますひどくなっています。
亀山市では2006年の数字で正規職員が6割、非正規職員(臨時、嘱託など)が4割となっており、シャープに「正規雇用を増やせ」と言える立場ではありません。
ただただ人件費を減らし、人員を減らすだけの「行政改革」は見直しすべきです。
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