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【08.07.20】関中の改築 教職員や保護者の声は反映されているのか?

急な説明会だったので参加者は30名余

プロポーザル方式による技術提案された改築後の外観昨日もまた中学生による父親の刺殺事件がありました。
動機など事件の詳しいことはまだ分かりませんが、子育ては「厳しくすればいい」とか「やさしくすればいい」といった単純なものではないだけに難しさがあります。
さて、18日の議会全員協議会で改築する関中学校について教育委員会から報告がありました。
この改築工事は、教育委員会の資料によれば、「耐震調査の結果、管理教室棟について改築が必要となったため」の改築で、「関中学校校舎改築検討委員会」が示した「校舎改築に関する基本コンセプト」をもとに、「最適の設計者を指名型プロポーザル方式により選定」し、各社が提案した技術提案書を5名の「審査委員会」(学識経験者などで構成)が審査し、最優秀提案者が決められた(6月25日に審査会から「審査講評」が教育長宛に出された)という経緯をたどっています。
この日の報告は、こうした経緯で決まった技術提案書について7月16日に行われた保護者への説明会での様子が中心でした。
報告によれば、急な説明会の設定であったため、参加者がわずか30余名しかいなかったこと、保護者からは「2階に職員室をつくること」や「オープンスペース(教室と廊下の仕切りがない)ではなく、仕切りがいるのではないか」などの疑問が出されたということでした。
(注)写真は、技術提案された改築後の校舎の外観です。建物は関宿の町並みようなものになっており、真ん中に緩やかに弧を描く「街道」を意味する中庭があり、街道を挟んで北に教室、南に多目的ホールがあり、自由に出入りできるようになっています。

西小改築での教訓が活かされていない

学年ユニット(オープンスペースの教室と廊下)から中庭へたくさんの税金を使って建てる校舎であるのに、このような説明会の設定の仕方では保護者の声を真に聞く気がないといわれても仕方がありません。
今後、教室の配置などを示して再度、説明会を開くということですが、技術提案書は変更しないし、今年度中に実施設計に入る予定であることから考えれば、どこまで保護者や教職員の意見を聞く気があるのか大いに疑問です。
教育委員会の報告の後、私は「西小の改築で、保護者や教職員の意見を十分に聞かずに工事が行われたため、様々な問題が生じたが、こうした教訓が活かされていない」という意見を述べました。
今後、改築案の検討はもちろん、学校改築の進め方も含めて様々な意見、提案を出していくつもりです。

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