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【08.07.01】議会基本条例の制定も大事だが議員の質の向上も問われる
一般質問で「お願いする」、「要望する」はおかしい
今日から7月になり、今年も半分が過ぎました。
この7月は値上げラッシュで、生活がますます大変になりそうで、政府の無策ぶりにますます腹が立ちます。
さて、今日は議会のあり方等特別委員会があり、名城大学法学部教授の駒林先生の講演を聴きました。
テーマは「二元代表制の下での議会基本条例の意義」で、1時間ほど講演をいただき、1時間ほど質疑をし理解を深めました。
この特別委員会では、議会基本条例の制定をめざし、その議論の中で様々な議会改革をすすめようということにしています。
今日の講演で印象に残ったのは、1つは議会が執行機関(市長などの理事者側)からの「独立」ではなく、「自立」が必要なこと、2つは議会が「本来的立法機関」としての役割を担うべきこと、3つは「主導性ある議会」(執行機関になめられない)をめざすことなどです。
こうした議会基本条例の制定に向けた取り組みは重要ですが、議員の質を向上させることも合わせて重要です。
一般質問でやたらと「お願いする」、「要望する」という言葉が使われますが、本来、議会は市民の声を実現させるために執行機関と対等の立場で、実現を迫るもので「お願い」をするという立場ではありません。
場合によっては議会自ら議案をつくり提案するというところまでいかなければなりません。
そうした議会に改革できるのかどうかが問われているというのが現在の状況ではないでしょうか。
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