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【08.05.27】後期高齢者に市独自の財源で「脳ドック」と「人間ドック」
「年齢によって差別」を市がカバーすることになる
昨日、6月議会の議案が配布され、これから聞き取りや議案の検討に入りますが、補正予算で注目すべきものがありましたので紹介します。
4月から始まった後期高齢者医療制度で、これまで国民健康保険に加入していた75歳以上の人は、後期高齢者医療制度には「脳ドック」や「人間ドック」がないために、受けられなくなりました。
これは厚生労働省の「いずれ死を迎える人」という「特性」がある人に、ドックは必要ないという非常に残酷な考えからきているものと思います。
亀山市では、75歳以上の後期高齢者にも今まで通り「脳ドック」や「人間ドック」が受けられるように、市独自の財源で補正予算を組みました。
内容はこれまで希望者が多かった「脳ドック」に20人(113万2千円)、また「人間ドック」に30人(61万9千円)の枠をつくりました。
人数については、これまで国保の中での75歳以上の人の受診者数を参考に決めたようです。
「脳ドック」は4000円、「人間ドック」は8000円とそれぞれ自己負担が必要ですが、後期高齢者医療制度の最も悪い点である「年齢によって差別する」ということを市がカバーすることになり、評価できる予算措置です。
その他の議案については、後日、紹介します。
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