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【08.04.17】温泉は市外の人でも入れるが、情報公開は市外はダメ
後期高齢者医療制度 市町村の職員も怒っています
後期高齢者医療制度で桝添厚生労働大臣や福田首相などが市町村の準備や対応に問題があるという発言をしていますが、これは明らかに責任転嫁です。
2年前に法律は成立しましたが、つい最近まで厚生労働省が細部まで制度の内容を市町村に明らかにしなかったことが混乱の要因の1つです。
党市議団では、この問題を早くから議会で取り上げ見解を質しましたが、市は多くの場合、細部について国から説明がないのでわからないという答弁に終始しました。
だから市町村の職員にすれば、制度がスタートする直前まで十分な説明もせずに、ある日突然、「長寿医療制度」に変えるなどと言い出すなど国のいい加減さに怒り心頭のようです。
田中市長の「公開度をあげたくない」という姿勢が強い
さて、亀山市の情報公開条例は制定後、全く見直しがされていませんので、公開度の低い条例です。
先日も市外の人が請求したところ、条例では「市内在住の個人や法人、または市内の事業所や学校に勤務、通勤するもの」しか請求ができず、市外の人は「請求者」にはなれないのです(他市では、請求者を「何人でも」としています。ただ、「任意公開」という請求はできますが・・・)。
全国や県内を調べてもこれほど閉鎖的な条例は珍しく、そのほか公開の対象とする公文書を「決裁が済んだもの」に限るなど亀山市の情報公開は恥ずかしいぐらい遅れています。
私は議会で何度も見直しを求めてきましたが、田中市長の「公開度をあげたくない」という姿勢が強く、未だに古いままです。
「あいあい」にある温泉は、「市の税金でつくり、運営している温泉なのだから市外の人まであんな安い料金で入れる必要はない」という声が市民の中に多くあるのに市外の人でも利用できます。
その一方で、市の仕事ぶりを知ってもらう重要な情報公開は「市外の人はダメ」というのでは、全く何を考えているのかといいたくなります。皆さん、いかがですか?
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