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【08.03.26】リニア亀山駅設置 実現が遠のく?

名古屋を出て7分程度で着く亀山にリニアを止めるだろうか

庭に顔を出したふきのとう(建て替えで今年も顔を出すか心配だったが)二男が3月に大学を卒業し、家から通勤することになったため家族がまた、4人になりました(長男は伊賀市で下宿)。
先日は妻の帰りが遅くなり、私も議会があったので二男と三男が夕食をつくってくれましたが、息子たちに感謝するとともに料理ができるように仕込んでくれた妻にも感謝です。
さて、昨日の予算特別委員会でリニア基金を取り上げ市を質しました。
来年度予算では、JR東海がリニア中央新幹線を2025年を目標に、自己資金で東京−名古屋間を開通させることを発表したのを受けて積立額を5千万円から1億円に増やし、積み増すことにしています(これにより20年度末で11億5千万円になる)。
質疑では、リニア基金は亀山駅ができた時にはじめて役立つ「駅整備のための」基金ですが、本当に駅ができる見通しがあるのか質しました。

たまにしか乗らないリニアより毎日利用する在来線の充実を

あんずの花新聞紙上でJR東海の松本社長が、今後、ルート周辺自治体から設置要望が相次ぐとみられる中間駅について、「高速輸送が犠牲にならないのが前提。あまり近い間隔では置けない」と語っていますが、名古屋からわずか60キロほどしか離れていない亀山に止めるとなれば、名古屋を出て7分程度で停車することになり、どう考えても「高速輸送が犠牲」になるのです。
また、JR東海が全額自己負担する理由として過去に新幹線の駅が政治的な力でつくられたように政治的な介入を排除し、自己決定したいからという見方もあるようです。
市の答弁では、ルート上の各県1駅に期待をつないでいるようですが、実現は困難だと言えます。
また、もし亀山にリニアの駅ができた場合、平行して走る在来線(関西本線)への投資が今以上に少なくなる恐れはないのか心配ですし、駅を整備して市にどれだけメリットがあるのか疑問です。
新幹線の駅ができた地域で、平行して走る在来線がサービス低下になったという例は多くあります。
市民にとっては、年に何回乗るかわからないリニアと毎日の通勤、通学に欠かせない在来線を比べればどちらに投資して欲しいかの結論ははっきりしているのではないでしょうか。

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