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【08.03.14】高すぎて払えない国保税の実態 それでも値上げするのか 

8割を超える世帯が年間所得で200万円以下

今日のような雨降りに活躍する自宅の雨水タンク今日は朝から雨降りですが、この時期は一雨ごとに暖かくなるといいます。
さて、昨日は一般質問でしたが、私は危機的状況にある国民健康保険と市が発注する工事の設計金額を入札後に公開するように求めることの2つを取り上げました。
そのうち、国民健康保険ではまず、市の実態認識を問いました。
市は国保世帯のうち、8割を超える世帯が年間所得で200万円以下であることや世帯の職業構成が年金受給者などの無職者が増加していること(全体の54%)、さらに国が国庫支出金を減らしたこと(1984年には49.8%であったのが、2004年には34.5%に)が国保財政を圧迫していることなどを明らかにし、そうしたことが国保税の滞納が年々増加している原因となっていることなどを答弁しました。
私は実態認識はほぼ一致しているが、問題点がいくつかあるとして、@滞納世帯に対して実態も把握することなく、保険証の取り上げをしないこと、A国が国庫支出金を大幅に減らしたことや国保世帯の構成が大きく変化してきたことなど、加入世帯に責任を負わせられない要因で国保財政が苦しくなっている以上、これ以上値上げをしないために一般財源を投入すべき、B国保法第44条を活用して医療費の減免ができるように市でもこの制度を活用することなどを指摘しました。

一般財源からの繰り入れを強く求めた

さわやか号担当部長は、「亀山市が県下14市との比較で国保税が低位にあることや医療保険が被保険者の応分の負担で成り立っていること、また、税の負担の公平性から今後は値上げを検討する」旨の答弁がされました。
しかし、国保税は県下での比較ではなく、「払える額」かどうかが問題であり、亀山市の場合、年間所得に占める保険税の割合が10.8%に達していて、健保組合の4.2%と比べても2.5倍の負担になっていることを示し、これ以上の値上げは「滞納の増加」→「財政悪化」→「値上げ」→「滞納の増加」という悪循環をつくり出し、解決にはならないことを指摘し、一般財源からの繰り入れを強く求めました。

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