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【08.03.10】合併特例債 担当部長が答弁「現時点では有利(な借金)とは言えない」

基金額13億7,000万円の95%が借金

今朝のヒョウ今朝、8時前に突然降ってきた雹(ひょう)には驚きました。
すぐにカメラを取りだし、写したのが左の写真です。
さて、今日は議案質疑があり10名の議員が質疑をしたため、終わったのは午後7時少し前でした。
私は産業振興条例の改正と基金条例の改正を取り上げ質(ただ)しました。
基金条例では、合併特例債という借金を使って貯金(基金)をつくるという普通では考えられないやり方で将来に負担を残すことがいいのかどうかを中心に質しました。
特にこれまで借金した分の返済金(元利償還金)が地方交付税の計算に入れられ、市に配分されてくるので「有利な借金」といい、借金残高を増やしてきました。
今度の合併特例債という借金も「元利償還金の70%が交付税措置される」というもので基金造成に13億7,000万円、このうち借金が13億150万円という多額の借金です。

市長答弁「服部議員の言うことは一つ一つは正しいが・・・」

東の道路からみた門柱と自宅しかし、最近、亀山市は地方交付税の不交付団体となったため、普通地方交付税が配分されません。
私の質問に担当部長は、「(不交付団体となった)現時点では有利(な借金)とは言えない」とはじめて認めました。
さらに今の国の地方交付税をめぐる動きは、1つは交付団体への交付税がここ3年間に5兆円も削減されていること、もう1つは不交付団体が人為的に増やされ、平成12年度の不交付団体の人口割合が11.5%だったのが17年度には18.4%にまで増やされたことを示し、交付でも不交付でも「地方交付税措置」をあてにはできないと指摘しました。
市長は答弁で、「服部議員の言うことは一つ一つは正しいが・・・」などと認めざるを得ませんでした。
最後にこうした借金を増やし、将来に負担を残すやり方はやめるべきだと指摘しました。

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