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【08.03.06】合併特例債という借金で貯金(基金)をつくり将来負担を増やすおかしなやり方

「市民まちづくり基金」10億円と「関宿にぎわいづくり基金」3億7,000万円の2つの基金

まちで見つけた花今週に入ってTBSとNHKから取材の電話が続けてありました。
内容はそれぞれ違うのですが、共通しているのは私のHPや議会の議事録をネットで見て電話をくれていることです。
「インターネットは世界に発信」といいますが、まさに一地方議員の発信が思わぬところでキャッチされていることに改めて驚いています。
さて、3月議会では合併特例債という借金を財源に基金(貯金)をつくるという条例改正が提案されています。
合併特例債は、斎場建設などの事業に使われますが、もう一つ、ソフト事業として基金造成ができます。
亀山市の場合、13億7,000万円を上限に基金を造成できるのですが、今回、提案されているのは、「市民まちづくり基金」10億円と「関宿にぎわいづくり基金」3億7,000万円の2つの基金です。

こうしたやり方が本当にいいのか質していく

まちで見つけた花市の提案によれば、「市民まちづくり基金」は市民参画・協働及び地域づくりに寄与する活動を支援するための財源であり、「関宿にぎわいづくり基金」は関宿及びその周辺地域のにぎわいづくりに寄与する活動を支援するための財源ということです。
この合併特例債という借金は、事業費の95%まで借金ができますので、10億円の基金は9億5,000万円が借金で残りの5,000万円が一般財源(自己資金)であり、3年据え置き15年返済といわれていますので、18年かけて返済することになります。
この時に、元利償還金の70%は地方交付税の計算に算入され、地方交付税に含まれてくることになるのですが、亀山市は地方交付税の不交付団体ですから当然、1円も入りません。
また、残りの元利償還金の30%は当然、市が返済しなければならないのです。
2つの基金で合計13億150万円の借金を新たにし、地方交付税が不交付団体であるある間は、まるまる借金返済を自己資金でしなければならず、将来に負担を残すことになるのです。
10日の議案質疑では、こうしたやり方が本当にいいのか質していくつもりです。

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