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【08.03.03】設計金額を公開しないと言い張る田中市長の時代遅れの感覚にはあきれた
2度の不調、辞退する業者が多いなどの原因を明らかにしないと
今日から3月議会が始まりましたが、当初、議案の提案説明だけの予定が先日の議会運営委員会で急遽、斎場建設の工事請負契約の議案だけ3日に先議する(他の議案と切り離して先に審議し結論を出す)ことになりました。
この斎場建設事業のうちの建築工事の入札は、昨年11月9日と30日の2度にわたって不調(落札者がでない)となり、ようやく2月8日に落札したのですが、2度も不調になり、また、入札で辞退する業者が多く出るなど問題を抱えた入札でした。
今日の議案質疑で、私は議案を審議するための資料があまりにも少なく契約が妥当かどうか判断できる材料が乏しいこと、また、不調や辞退が多い(1回目の入札で15社中10社が辞退、2回目は15社中14社が辞退、3回目は7社中3社が辞退)原因を明らかにするために、設計金額が妥当だったのか、予定価格が妥当だったのかを明らかにする必要があり、そのために工事の設計金額を公開するように求めましたが、市は「公開しない」という答弁に終始しました。
県下14市の中で設計金額を公開しているのは9市
さらに公開しない理由を問うと、「公開すると将来の同種の事務事業に支障がでる」と答弁、そこでさらに私が「同種の事業と言うが、市は斎場をまたつくる気か、同種の事業は遠い先でしかあり得ない。同種の事業とはどんなものか?」と再質問すると、市は「建築工事」とだけ答弁するなど本当にまともな答弁がされませんでした。
議会終了後、このやり取りを聞いていたある市職員が、「服部さんの言う通りです。公開すればいいのに」と語ってくれました。
質疑の中で県下14市の中、設計金額を事前(入札前)であれ事後(入札後)であれ公開しているのは、9市と多数になっていることも指摘しました。
田中市長は、こうした時代の変化に対応できずに旧態依然としたこれまでの姿勢を変えないというおよそ時代遅れの感覚の持ち主であることが明らかになりました。
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