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【08.02.17】学力テスト 国の方針だけで「非公開」にできない

知識の獲得と理性がきちんと備わった人をつくることが大事

講演をされる中嶋先生今、外を見ると雪が降って屋根が白くなっています。
このところ毎日のように雪が降り、気温が上がらない日が続いていますが、こんな経験はあまりありません。
さて、今日はみえ教育ネットワークの教育研究集会に参加し、犬山市教育委員で名古屋大学大学院教授の中嶋哲彦氏の「全国学力テストでは、学びと育ちは保障できない」という講演を聴きました。
主催者の話では、予想に反して多くの方が参加され、盛会だったようです。
中嶋先生は、最初に「学びと育ちの保障」として「学力」とか「人材」という狭い人間観ではなく、知の獲得とその行使を統一的に追求することが大事と述べられました。
つまり、知識を得るだけでなくその使い方を「理性」を持って考える力が大事−例えば原子力という技術を生み出してもそれを戦争に使うようではだめで、知識の獲得と理性がきちんと備わった人をつくることが大事という趣旨のことを話されました。

今年も予定されている学力テストに参加しないように働きかけたい

関宿のまち並みまた、学力テストと情報公開について文部科学省が名前の記入をやめて、番号にしたのは国が個人情報を集めることを禁止している個人情報保護法に反するからだという指摘がありました。
自治体では、この情報公開について国がしないといっているので大丈夫と考えているようですが、自治体の持つ情報はその市の情報公開条例に基づき「公開」「非公開」を決定するので、国の方針などは「非公開」とする根拠になりません。
つまるところ、公開されては困るというのではあれば、学力テストに参加しないという選択しかないのです。
この4月に2回目の学力テストが行われる予定ですが、参加しないように改めて市教委に働きかけなければと感じた講演でした。

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