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【08.02.02】「亀山の給食は手作りじゃなかったの?」 餃子の波紋

月曜日の給食は、中国産ではないけれど献立を変更して餃子をやめる

関の旅籠・玉屋(通りから中庭や奥の部屋が見える)中国製の餃子が大きな社会問題になっていますが、昨日、市教育委員会から小学校の保護者あてに1通の通知が送られました。
内容は、「学校給食で2月4日(月)に使用を予定していました餃子は、製造をOK食品九州工場が行ったもので、原材料の中に中国製のものは含まれておりませんでした。しかし、関係業者の取り扱い商品ということで、使用を控えさせていただきます。それに伴い、献立内容を揚げギョーザからさつまいもチップスに変更」となっています。
つまり月曜日の給食は、中国産ではないけれど献立を変更して餃子をやめるというものです。
保護者の声を聞くと何人かが餃子のことよりも給食が手作りでなく、冷凍食品だったということに驚いていました。
私もこれまで亀山の給食は、カレーは「ルー」からつくるなど手作りが自慢だったはずなのにと思いました。
先日、「中学校給食を実現させる会」と教育委員会との話し合いを傍聴させてもらいましたが、驚いたのが現在、給食で使っている冷凍食品が50品目もあるということでした。
この中で「調理済みのもの」と「素材」とがどれぐらいの割合かは明らかになりませんでしたが、ここ数年、冷凍食品が増えているようです。

安心、安全を何よりも最優先に考え、給食をするべきだ

土手に咲く水仙の花(東丸町で)日本の食の安全体制は本当に貧弱で、輸入食品の検査はわずか10%でしかありません(1995年に食品衛生法の規制緩和で検査が大幅に減りました)。
さらに日本の食料自給率はわずか39%しかなく、食料の6割以上を海外からの輸入に頼っているのが現状です。
だからこそ、学校給食はできる限る国産を使い手作りのものが求められるのです。
ところが市はこうした方向ではなく、調理に携わる正規職員を減らし、手作りから冷凍食品での調理を増やす方向に切り替えていると言えます。
人件費や手間がかかっても安心、安全な給食をつくるのか、できるだけ費用がかからない方策を追求するのか、どちらが市民が望む方向なのかが問われています。
私は安心、安全を何よりも最優先に考え、給食をするべきだと考えますが、中国産の餃子が問題になっている今、こうした議論をしっかりとやらなければなりません。

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