<< 活動日誌の目次に戻る

【08.01.26】デリバリ−での中学校給食 人も費用もかかり、不安なものをなぜ?

デリバリー方式 業者選定、食の安全の確保、冷たい給食など課題が多い

白くなった鈴鹿の山々(天神から)今日から亀山大市ですが、毎年、大市になると大変寒くなります。
もっともこの時期は、冬でも一番寒い時ですから当然ですが・・・。
さて、昨日、「豊かな中学校給食を実現させる会」と教育委員会との話し合いを傍聴させてもらいました。
この話し合いは、昨年11月に「実現させる会」が市教委に質問を出し、回答を求めるとともに話し合いの場を持つように求めていたもので、それがやっと実現したものです。
話し合いは質問の回答に沿って行われ、2時間ほど熱心にやりとりがされましたが、聞いていて納得できない点が多くありました。
たとえば、小学校段階で実施されている直営自校方式(各学校に調理室があり、市職員が調理する)が評価も高く、問題となるようなこともないのに、中学校給食になると別の方式に変えるという変な理屈です。
全国で何十年も続く実績のある直営自校方式をなぜ、選択しなかったのかということに対して市教委は、@早期の実施を求めているため、それにはデリバリーが一番適している、A食に対する自己選択、自己管理能力をつけるという2つが主な理由だと答弁しました(Aは理由にならないものなのでコメントは省く)。

とにかく「昼食の提供を」では困る

まちで見つけた花しかし、早く実施すべきであることは当然ですが、「とにかく昼食を提供しよう」では困ります。市はこのデリバリーの試行(平成21年1月から9月まで)のために、正規の栄養士を一人採用することや「コストはかかっても自校方式と同じレベルのものを確保」することなど人員や費用の面での新たな負担が生じることも明らかにしました。
さらに市が求める厳しい基準をクリアできる業者がいるのかという質問に対しては、これからのことではっきりとした答弁はありませんでした。
全体として「デリバリー方式先にありき」のため、現在、実施されている自校方式やセンター方式(関中と関小、加太小)のメリット、デメリットやデリバリーとの比較検討が十分にされずに出された結論としか思えません。
ただ、今回のデリバリー方式の採用も実施する中で、様々な問題が出てくれば他の方式に変えるという可能性もあるということなので、今後もしっかりと見守っていきたいと思います(なお、今朝の伊勢新聞がこの話し合いを大きく取り上げてくれています)。

<< 活動日誌の目次に戻る

 ご意見、ご感想をお寄せください。

このページの先頭に戻る

最新情報は亀山市議団のサイトで