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【07.11.27】国保税もか 何でも年金から天引きでは生活ができない
年額18万円以上の老齢等年金を受給している人を対象
宗英寺のイチョウがようやく黄色くなってきた。
まもなく葉が落ちて冬が来るのだろう。
さて、12月議会の議案に国民健康保険税条例の一部改正がある。
内容は簡単に言えば、保険税を年金から天引きできるようにするということだ。
詳しく説明すると、国民健康保険の世帯内の被保険者全員が65歳以上75歳未満の世帯の世帯主で、年額18万円以上の老齢等年金を受給している人を対象に年金から天引きする(来年4月1日から実施予定)。
ただし、介護保険料と国民健康保険税の合計額が年金受給額の2分の1を超える場合は普通徴収(年金から天引きしない)となる。
これは、介護保険料を年金から天引きして味をしめた政府が国民健康保険にもこれを導入しようというものだ。
「後期高齢者医療」制度でも保険料を年金から天引き
さらに75歳以上の高齢者は、来年4月から「後期高齢者医療」制度で保険料を年金から天引きされる(平均保険料は年額68,077円)。
年金が十分な額でない高齢者が多い中でこうした措置をやれば生活が成り立たなくなる。
そもそも介護保険料と医療保険料の合計額が年金受給額の半分を超える場合は天引きしないという条件をつけなければならないということ自体、いかに過酷な負担かを物語っている。
取りやすいところからは徹底的に取り、高額所得者や株でのもうけ、大企業の過去最高といわれるもうけには手をつけないというやり方では国民が納得するはずがない。
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