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【07.11.23】市教委の回答 苦しまぎれの言い訳に終始

給食の会が中学校給食について市教委に質問を出した

年末が近づいた(御幸町で)額賀大臣はなぜ怒らないのか?もし、彼が言うように事実と違うことを守屋氏が言ったのであれば、「彼はうそをついている」、「けしからん」となぜ言わないのか。
連日、国会でこれだけ追及されその原因が守屋氏の「うそ」の発言にあるとすれば怒って当然で、法的な手続きまで考えてもいいはずだ。
そうしたことをしないというのはやはり否定できない発言なのかということになる。
さて、教育委員会が中学校給食について「学校給食検討委員会」の意見書を受けて亀山中と中部中で「デリバリー方式」と弁当持参の選択という方向ですすめている(関中は合併前から給食センターがあり、関小と加太小の3つで給食している)。
こうした動きに対して、先日、「豊かな中学校給食を実現する会」がこの検討委員会の意見書についての市教委の見解を尋ねる質問書を出し、昨日、その回答が返ってきた。
その中身を見ると十分な検討もせずに最初から「デリバリー方式ありき」ですすめたために、苦しい言い訳に終始している。

小学校の自校方式を高く評価しながら中学校でなぜ変えるのか

秋の深まりは今、一つ(関の観音山で)まず、小学校段階で実施している自校方式(旧亀山市のすべての小学校で実施−それぞれの学校に調理場があり、市の責任で調理)の給食を高く評価しながら中学校では実施しないという矛盾−自校方式が良いものなら当然、中学校にも導入するのが道理。
また、「デリバリー方式」と弁当持参の選択性を取る理由として、「生徒が昼食に関して、自己選択・自己決定する機会を与えることによって、自己の食習慣の形成や栄養管理について意欲的で実践的な態度を育てるため、希望者については家庭からの弁当持参を認める」と回答している。
こんな「珍論」を展開して恥ずかしくないのかといいたい。
市教委は生徒が自分で栄養のバランスや食の安全を考え、弁当にするかどうかを決め自分で弁当をつくると言いたいのだろうか?
とんでもない話だ。選択制になった場合、多くの家庭では生徒の意向ではなく家庭の事情などでどちらにするか決まってくるし、こんな方式を取らなくても生徒の食に対する自己選択・自己決定の力は十分につく(それともこれまでの生徒たちはこの方式を取らなかったため自己選択・自己決定の力がつかなかったと言いたいのか)。
さらに関中では、「自己選択・自己決定する機会を与え」られないが、市教委として問題はないのか。

「デリバリー方式」と弁当持参では税金の使われ方に不均衡が生ずる

まちで見つけた花その上、「デリバリー方式」(弁当代を安くし残りは市が負担)と弁当持参(全額自己負担)の場合の税金の使われ方に不均衡が生ずることに対しての質問には回答がない。
いや、できないのだ。
市教委が、「家庭弁当は、親子の絆を深めることができる優れた面を持」つと高く評価する弁当持参が全額自己負担で、「デリバリー方式」という業者弁当に税金が投入されるという矛盾は、市民に納得のいく説明ができるはずがない。
そもそも学校給食というのは、すべての生徒に同じものを安く、安全に提供するという制度だ。
その大前提を崩してしまってはまともな説明ができるはずがない。
亀山市の中学校給食の方針は、旧関町では全員がセンター方式の給食、旧亀山市では「デリバリー方式」と弁当持参の選択性というばらばらな給食を実施し、その上、一番家庭に負担の多い弁当持参が一番負担額も多いというおよそ給食とはいえないものになる。
こんな「珍論」しか展開できないのは、給食を真剣に考えずに安易に「昼食」さえ提供すれば良いという姿勢があるからだ。
市教委の方針に納得できるはずはなく、今後、大いに議論をしていくつもりだ。
皆さんのご意見をお寄せください。

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