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【07.09.20】驚くべき実態 国保加入世帯の83%が年間所得200万円以下
所得100万円以下が全体の6割
ようやく朝夕、涼しくなってきた。
「来週以降は気温も下がる」−この予報を何度か聞いたが、日中の気温はまだまだ暑い。
さて、今日は決算特別委員会の1日目。
福沢議員が国民健康保険を質した。
まず、国保加入世帯の所得別割合は?
答弁を聞いて驚いた。所得なしが34.4%、1〜50万円が11.3%、51〜100万円が14.2%、なんと所得100万円以下が全体の6割に達する。
さらに101〜200万円以下は23%となり、200万円以下は82.8%にもなる。
こうした国保加入世帯の1世帯当たりの国民健康保険税額は約13万円だから、その負担は大変なものだ。
一般の会社勤めの人が加入している健康保険組合では、年間所得に占める医療保険料の割合は約4.2%といわれているので、国保の6割を占める年間所得100万円以下の世帯が13万円もの保険税を払うということは、年間所得に占める医療保険料の割合が10%以上ということなる。
一般会計から繰り入れをしてでも保険税を引き下げよ
こんな高い保険税では払えるはずもなく、一般会計から繰り入れをしてでも保険税を引き下げ、「払える保険税」にすることがどうしても必要だ。
厚生労働省の資料によれば、全国の市町村国保で一般会計から繰り入れしているのは、法定分(法律で決まっている繰り入れ)で4,005億円、法定外(市町村独自の繰り入れ)で3,855億円となっている。
払える保険税にするための方法はある。問題はそれをやるかどうかだ。
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