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【07.08.25】亀山市は『富を取りこぼしたまち』なのか シャープが堺市に新工場建設へ
亀山市の轍(てつ)を踏まないように
ひと頃の暑さに比べると少しは過ごしやすくなったが、それでもまだまだ暑い。
ある知人から日本経済新聞近畿経済版(8月8日付け)が届いた。
見出しは、「シャープ誘致 堺の商機」、「『富取りこぼすな』街動く」、「市外流出 危機感強く」などとなっており、シャープの新工場の誘致に成功した堺市が亀山市を視察した上で、亀山市の轍(てつ)を踏まないようにと様々な取り組みを始めているというものだ。
具体的には、視察した堺市の商店会の人が「(亀山は)人口が増えているのに商店街が寂れている。」と語ったり、シャープ亀山工場だけでも4000人もの人が働いているのに人口がたった1000人しか増えていない、また買い物客が亀山市から鈴鹿市へ流出しているように、堺市も隣接の大阪市へ流出する危機感が強いなどと指摘。
さらに折角の商機なのに、地元企業や商店に積極的な動きが少なく、逆に攻勢の構えを見せるのが大阪に本拠を置く市外の大手企業や全国チェーンだとも指摘。
亀山市でシャープ誘致後、ずっと市の変化を見続けてきた私にとっては大変興味深い記事だった。
大阪府は企業誘致のために、従来の補助金額を30億円から150億円に引き上げた
昨日はこの堺市へのシャープ新工場の誘致で日本共産党大阪府議団が三重県と亀山市に視察にみえ、萩原県議と福沢市議と私の3人で対応し、市議会事務局にも随分お世話になった。
大阪府議団の話によれば、大阪府は企業誘致のために、従来の補助金額を30億円から150億円に引き上げたいう。
三重県が始めた誘致のための高額補助金競争がこんなところに影響を与えている。
大阪府議団には、三重県や亀山市が発表するうわべの「効果」にごまかされることなく、実態をしっかりつかんで議会で論戦して欲しい。
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