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【07.08.24】「鉄鋼スラグ有害物質溶出」の報道 亀山の溶融スラグは大丈夫か?
廃棄物であり、それを県がリサイクル資材として認定している点は共通している
昨日は久しぶりに気温が下がり、過ごしやすい1日でしたね。
朝起きて中日新聞を見ると、「愛知県認定リサイクル資材 鉄鋼スラグ有害物質溶出」の記事が目に飛び込んできた。
記事によれば愛知県がリサイクル資材として認定した鉄鋼スラグが野積みされた現場で岐阜大学の粕谷教授がそこから流れ出す水を検査したところ、環境基準を大幅に超えるホウ素、鉛などの化学物質が検出されたとのこと。
この記事を読んで頭に浮かんだのが去年6月議会(詳しい議事録は昨年の6月16日の一般質問を亀山市議会のHPで見て欲しい)で取り上げた溶融炉から出る廃棄物からつくられるスラグ、メタルの安全性問題だ。
今回の新聞報道だけでは詳しいことはわからないが、共通しているのは、@廃棄物であり、それを県がリサイクル資材として認定している、A溶出試験(有害物質が基準を超えて溶け出さないかを調べる)をやった上で認定された点だ。
去年の質問でもこの点を質(ただ)したが、市の答弁は「大丈夫」ということだった。
もちろん、生成過程が違う2つのスラグを全く同等に見ることはできないが、昨日、改めて県と市に調査をして返事をするように求めた。
いずれにしても廃棄物をリサイクルするのであれば、100%の安全がなければならないし、有害物質を含んだものをリサイクルすること自体に問題がある。
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