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【07.08.21】高校野球 甲子園球場は「厳重警戒」の過酷な暑熱環境 

問題が起こってからの対応では遅い

あぶらぜみ(宗英寺で)夏の高校野球もいよいよ終わりが近づいた。
今年の夏は熱中症が大きな問題になっているが、高校野球は問題がないのか?
日本体育協会のHPには、「熱中症を防ごう 暑いとき、無理な運動は事故のもと」としてスポーツ医・科学の立場からの指摘が載っている。
その中で高校野球連盟の取り組みも載っていて、「高校野球の暑熱環境に関する実態」という項があり、「大会期間中に測定した甲子園球場のWBGTは日平均で28℃以上でした。熱中症予防の運動指針ではWBGT28℃以上は厳重警戒で積極的に休息をとることがすすめられており、このような過酷な暑熱環境で大会が実施されていることがわかりました。」とある。
(注)WBGTとは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻(ふく)射熱、気温の3つを取り入れた指標。
にもかかわらずその「対策」として出されているのは、責任教師や監督などへの熱中症や水分補給の指導、ベンチに冷却水と0.2%の塩分と4%の糖分を加えたドリンクを備えるなどだ。

ドーム球場での実施など根本的な対策を

まちで見つけた花日本体育協会はWBGT28℃以上で「厳重警戒」(熱中症の危険が高いので、激しい運動や持久走などは避ける−という説明がある)、WBGT31℃以上になると「運動は原則中止」となっていて、今年の夏などは午後2時頃にこの数値を記録した日があるのではないかと思う。
自ら決めた指針に基づけば、中止せざるを得ないような暑さの日でもやめないのは、日本体育協会も高校野球連盟も選手の体より大会開催を優先する立場ではないかと思うがどうだろう?
地球温暖化がすすむ現在、大会時期の見直しや費用はかかるがドーム球場での実施など根本的な対策が求められていると思う。

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