<< 活動日誌の目次に戻る

【07.05.09】『雇用融解』(東洋経済新報社)という本が届いた

『ニッポン製造業の復活の象徴「亀山」の“逆説”』を掲載

風間氏が送ってくれた著書今日、一冊の本が届きました。
『雇用融解』(東洋経済新報社発行 1600円+税)という題名で著者は「週刊東洋経済」記者の風間直樹氏です。
風間氏は以前、「週刊東洋経済」の取材で亀山のシャープ問題を取り上げた時にお会いした方だと思うのですが、この本ではその時の記事『ニッポン製造業の復活の象徴「亀山」の“逆説”』をはじめ、全国各地を取材したレポートが掲載されています。
第1部では「製造業復活の裏側で」として、派遣・請負労働者の実態や外国人研修生の問題が取り上げられ、第2部「働き方の多様化」という“欺瞞”と題してフリーターやパートタイマー、個人請負の問題を取り上げ、第3部では「雇用融解」として“ホワイトカラー・エグゼンプション”の衝撃や医師、教師、弁護士を蝕(むしば)む“聖職”意識の呪縛(じゅばく)を取り上げています。

現代の労働、雇用問題を考える上で大変参考になる本

シャープ亀山第2工場著者はあとがきで「もちろん一経済記者として、企業を取り巻く厳しい経営環境や、各経営者が唱える「国際競争力の維持・向上」の重要性は痛いほどわかる。だがその実現のために、請負労働者などの非正規雇用の若者が低賃金で不安定な立場に固定されたり、過労死水準の働きを余儀なくされている正社員にさらなる負担を強いる政府の政策や企業の施策が正当化されたりして、多くの国民の日々の営みが脅かされるのだとしたら、やはりそれは本末転倒といわざるをえないのではないか。」と書いています。
現代の労働、雇用問題を考える上で大変参考になる本です。

<< 活動日誌の目次に戻る

 ご意見、ご感想をお寄せください。

このページの先頭に戻る

最新情報は亀山市議団のサイトで