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【07.05.08】都市マスタープランは“絵に描いた餅” 「保全する」ところで開発
西野公園の北側一帯は「農業的保全地区」
西野公園の北の道を通られた方は気づいていると思いますが、里山が「丸坊主」になっています(写真の通り)。
市に問い合わせると事業所などの開発計画があるというのです。
ところが1999(平成11)年につくられた亀山市都市マスタープランでは、この地域は「農業的保全地区」になっています(下の写真−青色で囲まれた地域)。
地域別整備基本方針でも「椋川流域の農地及び斜面樹林等緑地は、農業的保全地区、景観的保全地区として、また、鈴鹿川流域の優良農地は、農業的保全地区として保全する」とはっきりと書いてあるのです。
このマスタープランに従えば、この西野公園の北側一帯は「農業的保全地区」として里山を保全しなければなりません。
開発をどう規制するのか、まさに緊急の課題
以前に今回の開発地域の東に「運送会社」ができる時にもこの問題で市をただしましたが、結局はマスタープランが「絵に描いた餅」であって「規制」も「誘導」もできない実態が明らかになりました。
3月議会の総合計画の審議でも指摘しましたが、景観条例などをつくり市の計画に沿って「規制」や「誘導」ができる枠組みを早くつくらなければなりません。
次から次へとすすむ開発をどう規制するのか、まさに緊急の課題です。
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