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【07.03.14】斎場の火葬炉 3億円で随意契約

1社のみが亀山市の仕様を満たした

斎場建設予定地(西野公園の北西)斎場建設のための予算が来年度予算案に計上されたことはすでにお知らせしましたが、12日に追加議案として斎場火葬炉設備工事の契約の議案が出されました。
通常は質問通告締め切り日(6日)までに議案は出されているので、それにより質疑、質問を通告するのですが、この議案は通告日から1週間後に出されたため、昨日、各議員が急遽、質問することになりました。
私の場合はもともと10分しか持ち時間がないのに、この議案の質疑を入れたため予定していた産業振興奨励金に関する質疑ができず、予算特別委員会ですることになりました。
この斎場火葬炉の議案は、約3億円で太陽築炉工業鰍ニ随意契約するというものです。
普通、市の契約は競争原理を働かせるように、いくつかの企業が入札で値の競争を行い、一番安い金額の企業が落札する方法をとっています。
今回の斎場火葬炉は全国実績のある4社を選び、見積設計競技で競争をさせる予定だったのですが2社が辞退し、残った2社で市の仕様(企業に要求する特別の構造や性能など)を満たす見積設計図書を提出してもらい、専門家を入れた検討委員会で審査してもらった結果、1社のみが亀山市の仕様を満たしているということになったというのです。

10年、15年後を見通して基準が厳しくなっても対応できるように

ふきのとう私は議案質疑で、随意契約は一般的に1つの契約方法であるが、本当にその方法によることが妥当なのか、その検討が必要だとして1)市の仕様では、全国的に使われている火葬炉のガイドラインのうち、ばいじん量、窒素酸化物、ダイオキシン類の3つはより厳しい基準にし、また、再燃焼炉内ガス滞留時間を2秒としているなど厳しい基準になっているが、それはなぜか、2)厳しい基準を設定したといっても今の企業の技術力からすればできないはずはないと思われるのに、なぜ、1社しかできないとなったのかなどの疑問をただしました。
市側は溶融炉を持つ自治体として、溶融炉の公害防止基準より下回る炉はつくるべきでないこと、また、今後10年、15年後を見通して基準が厳しくなっても対応できるようにガイドラインより厳しい基準の仕様としたこと、さらに最終的に1社になったのは、技術的に可能であっても企業の事情によりそこまでのものをつくる意思がなかったのではないかという答弁がされました。
また、太陽築炉工業の関連会社で火葬炉の運転管理をする会社があるが、溶融炉のようにこの会社に随意契約で運転管理をさせることはないのかとただしたのに対して、市は市内の企業でも運転管理は十分できるのでそういう形にはならないと答弁しました。
この問題は、非常にわかりにくい面があり、この後(22日)の教育民生委員会での審議を注目したいと思います。

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