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【07.02.24】亀山九条の会 仏教を通じて平和を考えた
会場いっぱいの50人の参加者が聞き入った
会場いっぱいの50人の参加者が聞き入った話だった−今日、亀山九条の会の学習会が開かれ、真宗大谷派法因寺(ほういんじ)住職で会の副代表でもある海野真人(まひと)さんの「人はなぜ争うのか?仏教が語りかけること」という講演がありました。
海野さんは高校の教師(現在は退職して非常勤)をやりながら住職としての仕事もやっています。
講演ではまず、日本仏教13宗と呼ばれる仏教の歴史から始まり、その仏教を大切にした聖徳太子が定めた17条憲法の話、さらに人は平和や平安を求めながら人間の持つ「三毒」で争いごとが起こることなどをわかりやすくユーモアを交えて話されました。
また、仏教の教えを通して「見えないものが見える知恵」を得ることを金子みすずさんの詩を紹介しながら語ってくれました。
真宗大谷派の宗議会が日本国憲法「改正」反対決議
特に17条憲法の話では、第1条で以和為貴(わをもってとうとしとなす)とうたい、今の憲法九条ともいえるものを第1条にしていること、また、この憲法が政治に携わるものを戒める内容になっていることを紹介し、今の憲法も国が国民に約束をするものとして定められているのと同じであると話されたことが印象的でした。
最後に、真宗大谷派の宗議会が2005年6月14日に決議した「日本国憲法「改正」反対決議」を紹介し、真宗門徒として憲法九条を守ることの大切さを語られました。
私はこうした仏教のまとまった話を聞いたのは初めてで、大変勉強になりました。
また、参加者からは「いい話を聞かせてもらった」、「来て良かった」という声がたくさん出され、再度、会として話を聞く場をつくってはどうかという意見も出されたほど有意義な講演会でした。
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