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【07.02.17】全国一斉学力テストは個人情報が保護されない
しんぶん赤旗が「シャープ誘致の陰で 『経済効果』市民素通り」の企画記事
今朝のしんぶん赤旗の3面に「シャープ誘致の陰で 『経済効果』市民素通り」という企画記事が載りました。
残念ながら党のHPにも記事が載っていませんので見ていただけませんが、誘致後の様々な問題点が取り上げられています。
特に定住をすすめるためには、子育て支援の取り組みが欠かせないのに、学童保育所はまだまだ少ない、中学校給食も実施されていないなどの課題が多く、私もこうしたことにもっと予算を使うべきという指摘をしました。
犬山市のように勇気をもってを不参加を表明すべき
さて、今年の4月に小学6年生と中学3年生を対象に、全国一斉学力テストを実施することを決めていますが、ここにきて個人情報が守られないという問題が浮上してきました。
このテストを文部科学省から委託を受けた民間企業の「ベネッセコーポレーション」「NTTデータ」に全国の小6、中3生、200万人以上の家庭状況も含めた個人情報が集まり、個人情報保護法に抵触する恐れも出ているのです。
もともとこの全国一斉学力テストは、学校や子どもどうしを競争させ、序列化するということで問題だったのですが、それに加えて個人情報が民間企業に集中するという問題が新たに生じてきたわけです。
回答用紙などに「学校名、男女、組、出席番号、名前」を記入させますが、テストが終わったらすぐにそのまま梱包して業者に送る仕組みになっています。
保護者の了解もとらず、ましてや児童、生徒の学力水準を把握するだけなら無記名でもいいわけです。
こうした問題を抱える全国一斉学力テストは、犬山市のように勇気をもってを不参加を表明すべきです。
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