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【07.02.14】桜川で魚が大量死 40pを超えるナマズも
桜川で環境基準の500倍というヒ素が検出された
朝から耳を疑うようなニュースで1日が始まりました。
テクノヒルズなどの工業団地の排水が流れ込む桜川で環境基準の500倍というヒ素が検出されたというニュースが飛び込んできました。
早速、現場に出かけましたが、県や市の職員、報道関係、環境保護団体の人など多くの人が来ていました。
県の職員が桜川の河口(鈴鹿川との合流地点)から上流に向かって死んだ魚を回収していましたが、20〜30pのナマズが多く、中には40pを超える大きなナマズも含まれており、その数は大変な数です。
調べてみるとナマズは水の汚れ(富栄養化)には比較的強いが、酸欠には非常に弱い魚だといわれています。
汚染原因を工業団地とみて原因調査
検出されたヒ素とナマズの大量死がどういう関係にあったのか、今後の検査結果を見なければわかりませんが、比較的大きな魚が大量に死んだということは重大なことです。
また、桜川と鈴鹿川との合流地点のすぐ近くに水道の第1水源があり、飲み水への影響も心配です(市は今のところ影響はないと発表しています)。
市と県は工業団地の企業からヒ素が排出されたとみて、各企業の排水を取り検査し、原因を特定するとのことです。
久しぶりに見たナマズがこんな可哀想な姿だったことに大きな衝撃と桜川という川が工場排水の水路化している事実に驚きました。
きちんとした原因究明と再発防止のための対策を強く求めたいと思います。
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