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【07.01.05】「憲法九条を世界遺産に」を一気に読みました

太田光さんは大変博識だ

「憲法九条を世界遺産に」の本「憲法九条を世界遺産に」(太田光・中沢新一著 集英社新書)という本の題名に惹かれて購入し、昨日一気に読んでしまいました。
この本を読んでみて太田光さんは、博識なんだということを初めて知りました。
中沢新一さんと宮沢賢治について語り合うのですが、宮沢賢治をよく読んでいるし、そのひととなりもよく知っています。
憲法九条について太田さんは、「憲法九条というのは、ある意味、人間の限界を超える挑戦でしょう。たぶん、人間の限界は、九条の下にあるのかもしれない。それでも挑戦していく意味はあるんじゃないのか。いま、この時点では絵空ごとかもしれないけど、世界中が、この平和憲法を持てば、一歩進んだ人間になる可能性もある。それなら、この憲法を持って生きていくのは、なかなかいいもんだと思うんです。」と語っています。

「奇蹟的な成立の仕方だなと感じたんです」

今年の初日の出また、この憲法の誕生についても、「日本人の、15年も続いた戦争に嫌気がさしているピークの感情と、この国を二度と戦争を起こさせない国にしようというアメリカの思惑が重なった瞬間に、ぽっとできた。これはもう誰が作ったとかという次元を超えたものだし、国の境すら超越した合作だし、奇蹟的な成立の仕方だなと感じたんです。」と語っています。
この本を読んで憲法九条をこうした角度からとらえてみるという新しさを感じるとともにこの二人の博識と考えの深さに大いに感ずるところがありました。
みなさんにもぜひ、ご一読をおすすめします。

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