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【06.12.16】教師にゆとりがなくていい教育はできない
1日10時間以上の勤務実態で子どもをきちんと見られるのか
13日の一般質問で市内の小学校高学年の担任をしている先生の1日を取り上げ、異常ともいえる勤務実態を以下の通り紹介しました。
まず、8:15に学校に到着。1〜2限目の準備などをする。
8:30に職員打ち合わせ。8:40に教室へ行き1時間目授業開始。
10:15〜10:30は業間の休みで、職員室に戻り、次の授業の準備など。そのあと3、4限目の授業。
12:05〜12:45 給食指導・食事。教室の机で食事をしながら宿題をチェック。間違った児童を呼んで説明しながら給食を食べる。
12:45〜1:15 昼休み。給食のかたづけ確認後、職員室に戻り、午後の授業の準備物の用意など。日によっては児童会役員と会議を入れたり、子どもが寄ってきて話しかけてくると、職員室に戻れないときもある。
「先生があんなに忙しいとは知らなかった」という感想を聞いた
1:15〜1:30 掃除指導
1:35 午後の授業開始
3:10 授業終了
3:40 児童下校 下校を見送り、教室のかたづけ
4:00 職員室にもどって仕事
・国語、社会のノートなど提出させたノートの確認、内 容チェック、返事書き込み(だいたい毎日)
・テスト実施したときは、テストの○つけ
・次の日の授業準備や学級通信の作成
・日によっては職員会議、研修会、部会があり、5時半 前後まではかかる
6:30〜7:30ぐらいに学校を出る。
家で2時間程度、授業準備・教材作りをする。
以上の通り、平日は10時間から11時間の勤務で家での「持ち帰り仕事」もあります。その上、もっと1学年の学級数の多い学校では、担任3〜4人で授業や学年の取り組みの打ち合わせなどの会議に時間を使うため、もっと多忙になります。
以上のような内容ですが、今日、質問を聞いた人から「先生があんなに忙しいとは知らなかった」という感想をいただきましたが、取り上げた甲斐がありました。
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