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【06.12.03】もう医者にかかれない NHKが国保の問題を特集
国民健康保険料(税)が高くて払えない
国民健康保険料(税)が高くて払えない−この問題はこれまで日本共産党が取り上げてきた問題ですが、今晩のNHKスペシャルがこの問題を取り上げました。
番組では、払う意思がありながら払えない人達の生活の実態を紹介し、国保の実態を明らかにしてくれました。
制度上の問題として、他の保険と比べて失業者や退職者が多いことや国が負担を減らしたことが値上げにつながったことなどを指摘しました。
また、市や国の担当者に会い、困っている人達の立場から疑問をぶつけましたが、行政の冷たい対応が浮き彫りになりました。
特に厚生労働省の「払えない人は保険の対象外だから」という発言には、本当に腹が立ちました。国が払えないような高い国保税にしておいて、「払えない人が悪い」と居直るのですからとんでもないことです。
「後期高齢者医療制度」は第2の国保
さらに、滞納者に医療費を10割負担させる「資格証明書」の発行や税制の相次ぐ改悪で国保税が高くなったことなどが紹介されました。
最後に、堀尾アナウンサーが「必要な人に必要な医療が保障されるのが国保の原点であることを忘れないで欲しい」と締めくくっていました。
先日も書きましたが、国は医療制度の改悪で「後期高齢者医療制度」というものをつくりました。
負担力の弱い、病気にかかりやすい75歳以上の人達を別の保険にするという「第2の国保」をつくるような制度改悪を平気でやっています。
今こそ、財界のいいなりになる政治をやめさせ、国民の生活を守ることを優先する政治に切り替えなければなりません。そのためにも来年の参議院選挙は頑張らなければなりません。
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