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【06.10.06】戦争は人格を歪めてしまう 九条の会が学習会

佐藤晋輔さんを講師に戦争体験を聞く学習会

話をされる佐藤晋輔さん昨日の夜は雨降りでしたが、亀山九条の会が佐藤晋輔さんを講師に戦争体験を聞く学習会開き、私も参加しました。
講師の佐藤晋輔さんは四日市市で小、中学校の教員をされ、退職後は平和活動に積極的にかかわっている方です。
佐藤さんは日中戦争が始まった1937年生まれの69歳。8歳の時に満州で終戦を迎え、その年の12月に父親を亡くし大変な苦労をして家族5人で日本に引き揚げてきました。
日本では父親がいない中で、長男であるということで母親や兄弟と離れ、親戚を転々とする生活を余儀なくされ学校ではいじめにあい、「何で日本に帰ったんや」と思ったこともあったそうです。
預けられた親戚ではその家の子と自分では食べるものが違ったりして人を恨むこともあったようです。

戦後生まれの人間には本当に聞かせてもらって良かったと思えるお話

40人近い参加があった学習会今でも寝ているとその当時のことを思い出し、寝汗をかくことがあるといいます。
佐藤さんは「戦争は命を奪うだけでなく、命が助かっても人の人格を歪めてしまう。」といいます。
最後に「私の戦後はまだ終わっていない」と言われ、これからも自分の戦争体験を語り継いでいくことや戦争体験を文章にして残すことなどの大切さを訴えられました。
私のような戦後生まれの人間には本当に聞かせてもらって良かったと思えるお話しでした。他の参加者もそれぞれの感慨を持って家路についたようでした。

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