<< 活動日誌の目次に戻る

【06.08.08】早急にまちづくり条例が必要だ 野村団地で地元の合意なしで開発がすすむ

建設手続きがきちんとしていれば、周辺住民の合意は必ずしも必要ではない

早朝の関町の山台風が来るというのでいろいろと対策をしましたが結局、空振りでした。
でもこういう当て外れは結構なことです。
さて、今、市内ではアパートの建設などが多く、地域住民との間で問題が生じています。
ところが今の法律や条例では、建築基準法に違反せず市などへの建設手続きがきちんとしていれば、周辺住民の合意を必ずしも必要とはしていません。
これでは土地の所有者や不動産業者の都合でどんどん建設がすすみ、市が考える(計画する)まちづくりなどできるわけがありません。
この間、まちづくり条例の制定を議会でも求めてきましたが、まさに今の亀山には早急に必要です。

真鶴町の「まちづくり条例」に学べ

野村団地の隣接地(空き地)に23戸の住宅が計画されているまちづくり条例で大いに学ぶべき自治体が神奈川県にあります。
真鶴町という人口9000人余の町ですが、まちづくり条例を制定し豊かな自然と住環境の良さを守っています。
詳しくは書けませんが、自己の住宅など自分のためのものは除外して建物などを建設する場合は、第1段間で近隣関係者との協議、第2段階で町との事前協議が必要とされ、協議が整ってはじめて建築確認の申請などができるという仕組みです。
今、野村団地では団地の隣接地に23戸の分譲住宅が計画されていますが、その23戸の住民の出入りが団地内の道路しかないのです。
北と西に広い道路がありますが、この道路を使って出入りできません。
こうした問題があって、団地の人達は建設に異議を唱えていますが、亀山市の場合、事前に近隣住民との協議(合意)を求める条例がありませんから、業者は周辺住民が反対しても建設をすすめられるという仕組みです。
野村団地だけではなく、市内各所でアパート建設などをめぐってトラブルが生じていますが、真鶴町のような住民や自治体との合意なしに建設手続きができないようにきちんとした「まちづくり条例」を制定すべきです。

<< 活動日誌の目次に戻る

 ご意見、ご感想をお寄せください。

このページの先頭に戻る

最新情報は亀山市議団のサイトで