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【06.07.26】会議で同席しながら県では報告文書があり、市にはないという不可思議

シャ−プ誘致の経過についての情報公開で異議申し立て

歴史博物館駐車場から眺めた今日の青空7月の『こうきの議会報告』で「シャープは45億円がなくとも亀山に進出した?」という記事を載せました。
実際どんな交渉がされたのか、それを知るために県と市に「誘致にいたる交渉経過」の公文書の公開を求めました。
県は平成13年11月14日から平成14年4月4日までの20回にわたる三重県、亀山市、シャープ鰍フ話し合い(時には二者のみ)の報告文書を公開しました。
ところが亀山市は7月20日の通知で、「公文書不存在のため(公文書がない)」非公開という決定をしてきましたが、行政の常識として職員が県などへ出張し会議に出た時は、ほとんど場合「復命書(ふくめいしょ)」を書くのが当たり前になっています。
ましてや今回のケースのような亀山市にとって大変重要な事項を話し合ったのですから当然、文書で報告しなければなりません。
その文書が存在しないと言うのですからとにかく驚きです。
今回の決定には納得できませんので今日、異議申し立て書を提出しました。

報告文書が存在しないということは行政の常識から考えてもあり得ないこと

シャープ亀山第二工場(異議申し立ての理由)
 今回、情報公開を請求したのはシャープ鰍誘致する際に、三重県及び亀山市とシャープ鰍ニの交渉の中で45億円の奨励金や市が新たに工業用水道事業を開始するなどが協議され、決められた過程がわかる文書すべての公開です。
 ところが7月20日の通知によれば、「公文書不存在のため」非公開という決定になりました。本当に「不存在」なのでしょうか。
 亀山市と平行して三重県でも同様の趣旨で情報公開を請求し、かなりの文書が公開されました。この文書によれば、シャープ鰍誘致のための三重県、亀山市、シャープ鰍フ話し合いは平成13年11月14日から平成14年4月4日まで三者または二者による話し合いが20回にわたり行われています。
 三重県では、この話し合いの報告文書が公開されたわけですが、それによれば次の日時に亀山市からも参加しています。
(1)平成13年11月16日 草川企画課長、松井税務課主任
(2) 11月22日 草川企画課長、松井税務課係長
(3) 12月10日 草川企画課長、松井税務課係長
(4) 12月27日 草川企画課長、松井税務課係長
(5)平成14年 1月11日 草川企画課長、松井税務課係長
(6) 1月19日 小坂助役、草川企画課長、松井税務課主任
(7) 1月29日 草川企画課長、松井税務課主任
(8)      1月30日15時から 小坂助役、草川企画課長、松井
(9)      1月30日16時30分から 田中市長、草川企画課長、松井
 この話し合いの中で、補助金や税の優遇措置、さらに市が新たに工業用水道事業を開始し、シャープ鰍ノ供給することなど亀山市にとって大変重要な問題が協議され、その日回答できないものは後日、回答しています。
 こうした経過から明らかなように、亀山市にとって大変重要な協議がされた会議の報告が出席者からされないということはあり得ないし、その報告文書が存在しないということは行政の常識から考えてもあり得ないことです。少なくとも三重県が公開したのと同様の報告文書は亀山市にもあるはずです。
 もし、非公開の決定の通り「公文書が存在しない」とすれば、亀山市の行政はこれほど重要な協議に出席しても口頭だけの報告でよしとする大変いい加減な仕事ぶりということになります。
 いずれにしても、今回の「公文書不存在のため」非公開という決定は全く納得できないものであり、異議申し立てし、再度、文書の公開を求めるものです。 

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