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【06.07.13】北朝鮮制裁決議 「適当にあしらわれている日本」
小泉首相の靖国参拝にアメリカ国内でも批判がある
今夜のニュース番組で石原東京都知事が、北朝鮮に対する制裁決議の成り行きについて「日本は適当にあしらわれている」と発言していました。
まさにその通りで、アメリカは中国と頻繁に接触して意見交換をし、日本だけが蚊帳(かや)の外にいるというのが実態です。
なぜこうなったのか、小泉内閣の外交に最大の問題があります。
アメリカとは日米同盟でしっかりした関係かと思っていたのですが、実は小泉首相の靖国参拝にアメリカ国内でも批判があるのです。
それを端的に示したのが今回の小泉首相の訪米に際して、米議会のハイド下院外交委員長が下院議長に小泉首相が靖国参拝を見送ると約束しない限り、米議会でのスピーチを許すべきではないと提言し、結局、米議会でスピーチをさせてもらえなかったことです。
アメリカいいなり、アジア軽視の外交ではダメ
また、中国や韓国とは靖国や教科書問題で首脳会談すらできませんし、アメリカにとってはただ従順に従う国という認識ですから、こういう国際的な協議が必要な場面で日本と相談するということもあまり必要ないのでしょう。
アメリカにとっては従順な日本より、アジアのリーダー格の中国の方が重要ということになるのです。
今回の「北朝鮮に対する制裁決議」の成り行きは、これまでの日本外交のアメリカいいなり、アジアでの八方ふさがりの状況を示しているのではないかと思います。
小泉政権には内政だけでなく外交も任せておけません。
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