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【06.07.05】テレビでも紹介された『出生率の伸びた村』長野・下條村
村独自の計算によれば2.59にもなる
先日、出生率が低下したというニュースが大きく報道されました。
今の政府の施策では当然の結果ですが、日本の将来を考えると何とかしなければなりません。
長野県に下條村という人口4200人余の村があります。
この村が先日、テレビでも取り上げられましたが、この村の出生率が1.80(93年〜97年の平均値)から1.97(98年〜02年の平均値)に伸びているのです。
さらに04年単年では、村独自の計算によれば2.59にもなります。
過疎のすすむ村で若い世帯が増えることで村に活気が出る
なぜ、こうしたことが起きるのか。
それを可能にしたのは徹底した少子化対策です。
大きなものの1つは若者定住促進に村営住宅を建て若い世帯を呼び寄せているのです。
部屋の広さは2LDKで家賃は36,000円です。
2つ目には子どもの医療費無料化を段階的に拡充し、04年度からは中学生まで無料にしました。しかもこの制度は全国どこの病院にかかっても適用されるのです。
しかし、こうした施策をするためには財源が必要です。
この村ではそのために下水道事業は合併浄化槽方式で借金なしでやったこと、生活道路や農道などの舗装、改修工事は村が資材を提供し、住民自らが行うことで大幅なコスト削減をしたことなど大変な努力をして財源をつくり、子育て支援にまわしています。(2005年6月11日のしんぶん赤旗の記事から)
過疎のすすむ村で若い世帯が増えることで村に活気が出ることや、世代間の交流がすすみ地域づくりにも役立ちます。
ぜひ亀山市も参考にしたいものです。
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