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【06.06.09】シャープ誘致の功罪を具体的な数値とともに明らかにせよ 県と市に公開質問状
亀山の雇用がわずかしかないことや地元産業への波及効果が少ないことなどを説明
今朝の各紙にも取り上げてもらっていますが、日本共産党三重県委員会として萩原、真弓両前県議や亀山市議団などが昨日、三重県庁を訪れ「シャープ亀山工場の企業誘致に関する公開質問状」を県農水商工部長に手渡し、1時間ほど担当者と懇談しました。
申し入れの中身を詳しく説明するとともに、私の方から亀山の雇用がわずかしかないことや地元産業への波及効果が少ないことなどを説明しました。
対応した県農水商工部の山川総括室長は、「現状はその通りだと思う。ただ、もう少し長い目で見て欲しい」と答弁しましたが、私が雇用については正規と非正規の割合を大きく変更するようなことがない限り何年経っても今と変わらないこと、また、シャープの「ブラックボックス化」(企業秘密を外に漏らさないための方針)が変わらない限り、取引相手は限定されたものになることを指摘しました。
その後、亀山市役所へ行き、匹田部長に文書を手渡し県と協議の上、期限(6月20日)までに回答をするように求めました。
公開質問状は10項目
公開質問状の要旨は、
1,シャープ誘致の功罪を具体的な数値とともに明らかにしてください。
2,莫大な公費による補助金を一私企業に出すことは、行政の公平の原則や自治体本来の仕事である「公共の福祉」の原則に反すると思いませんか。
3,シャープ自身が最初から亀山ありきだったことが幹部から語られていますが、誘致に関するすべての情報を公開してください。
4,雇用効果の実態を企業別に正規、非正規かを含め、詳しく明らかにしてください。5,シャープ工場での派遣、請負などの非正規労働者が圧倒的であるという実態をどこまで把握しているのですか。
6,外国人労働者の大量の流入について共生をすすめるための県・市の施策とともにシャープ自身にその努力や施策をとらせてください。
7,企業立地とかかわって県や市が道路整備などどれだけ便宜を図ったのか明らかにしてください。
8,シャープ誘致が地元の中小企業や地場産業、市民にどのような効果をもたらしたのか明らかにしてください。
など10項目です。
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