<< 活動日誌の目次に戻る
【06.05.31】マスコミ報道鵜呑みは怖い 赤旗がなかったら
マスコミ報道は検察側の言い分をそのまま流し、事実でない報道をした
昨日、卒業式を妨害したとして元教諭に20万円の罰金という判決が出されたことがテレビなどで報道されました。
テレビ報道を見て多くの人はこの元教諭が卒業式の最中に、学校側の制止を振り切って保護者に呼びかけたように受け取ったのではないでしょうか。
ところが今朝のしんぶん赤旗によれば、この元教諭は教師としてではなく来賓として出席し(65歳ですからすでに退職している)、卒業式の始まる前に会場でビラを配り、保護者に「国歌斉唱のとき教職員は立って歌わなければ処分されます。ご理解願ってできたら着席をお願いします」と訴えたのです。
式の始まる前ですから出席者が自由に過ごしている時間帯に保護者に語りかけ、発言が終わるまで誰も制止していないというのです。
しんぶん赤旗がなかったら真実がわからなかった
つまり、マスコミ報道は検察側の言い分をそのまま流し、事実でない報道をしたわけです。
この元教諭がいうように、「卒業式の参加者に聞いてもらえば判決が間違っているとわかる。」という言葉には重みがあります。
先日聞いた講演の中で、作家の加藤周一さんが「すべて正しいことを報道しても人をだますことができる」と言ったのはこのことでしょう。
検察側が裁判で述べたことを正しく伝え、弁護側の主張を伝えないことで見事に視聴者をだましたわけですから・・・。
マスコミ報道は本当に恐ろしいし、しんぶん赤旗がなかったら真実がわからなかったのです。
<< 活動日誌の目次に戻る