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【06.03.04】学校給食の学習会に約50人が参加
講師は学校給食問題では、第一人者といわれる雨宮正子さん
今日は春らしい暖かな日でした。こんないい天気に学習会にどれぐらい参加するのだろうかと思っていましたが、何と50人近い人が集まり熱心に議論がされました。
「豊かな中学校給食を実現させる会」が学校給食問題では、第一人者といわれる雨宮正子さんを講師に学習会を企画しましたので、私も参加しました。
雨宮さんは学校給食問題について参議院で参考人として意見陳述をしたほどの人で、この問題の第一人者といわれる人です。
講演の中で、民間委託やセンター方式が安いからという理由でやっている自治体も多いが実際には高くつくこと、例えば私も資料をもらったことがありますが、民間委託した場合、最初は低く抑えているのですが、年々委託契約が高くなり、結局は直営(市がやる)の方が安いという例が全国でたくさんあります。
直営自校方式で中学校給食をやるべき
また、センター方式では何千食という数をつくるため、冷凍食品を使ったり、パート職員でやるため税の扶養控除の関係で、調理員が固定せず慣れない人が調理することになり、混入物などが入ったりするケースが全国で多くあるということです。
講演の内容をすべて伝えられませんが、教育としての学校給食、公(おおやけ)が責任を持つべき分野としての学校給食という話は本当によくわかりました。
雨宮さんの話を聞こうと市外からの参加者もあり、鈴鹿市のランチサービスが10校平均で3.6%の利用しかなく評判が良くないことや、伊賀市で旧上野市の中学校(6校)でセンター方式で実施をする予定ですが、生徒達は栄養のバランスのとれた、温かい給食を望んでいるというアンケート結果などが報告されました。
亀山市では給食検討委員会がつくられ、検討がされていますが、こうした全国の実態を学ぶことや公が責任を持つ学校給食はどうあるべきかを考えれば、現在、小学校で行われている直営自校方式で中学校給食をやるという方向が示されるべきではないでしょうか。
間違っても市ですら給食と呼ばない鈴鹿市の弁当方式はとるべきではありません。
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