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【06.02.21】シャープ用工業用水 県が「鈴鹿の三重用水を水源に」と発表

田中市長「亀山市がコメントする立場にない」

シャープ亀山第2工場トリノでメダルが取れないことが連日、マスコミで報道されていますがもともときちんとした分析の上で「メダルが取れる」という報道をマスコミがしたのかが問われます。
視聴率を上げるために「この種目もメダルが可能、この種目もメダルが可能」と報道してきたのではないのか、マスコミの姿勢も問われます。
さて、昨日、議会全員協議会があり田中市長からシャープ用の工業用水について、県の企業庁が三重用水の加佐登調整池を水源に工業用水路の敷設費10億8000万円を予算計上した問題について説明がありました。
基本的には県がシャープからの供給申し込みを受けて、県が実施する事業なので亀山市が発言する立場にはありません。
ただ、シャープ亀山工場のことであり、新聞にも載りましたのであえて市長から報告がされたということです。

企業の求める「スピード」に振り回されると様々なところで問題が生じる

春の兆しこの問題で考えさせられるのは県の対応です。もともとシャープ誘致は、北川前知事の「トップセールス」で決まったといわれる通り、県が主導した誘致です。
ところが誘致から4年も経つのにいまだに亀山に県営の工業用水が敷設されていません(市は飲料用の水源を使い、工業用水として日量6000トンを供給している)。
最近、シャープの事業拡大がすすみ、市の工業用水だけでは対応しきれなくなったため、県はあわてて工業用水の敷設工事にかかることになり、地元鈴鹿市との協議も不十分なまま予算計上して、鈴鹿市を怒らせているのです。
亀山市の工業用水でもありましたが、企業の求める「スピード」に振り回されると様々なところで問題が生じます。
私的な資本を元手に活動する企業と公的な資本(税金)を元手に活動する自治体では、意思決定の手順やお金の使い方が同じにはならないということをもっと認識すべきではないでしょうか。


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