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【05.12.26】最後には“賛成”してしまう これでチェック機能が果たせたのか?

3人が反対、1人が棄権したが賛成多数で可決された

新市章が取りつけられる西小の時計棟今年も残りわずかになりました。5日から始まった12月定例市議会も今日が最終日、提出されていた議案の採決が行われました。
日本共産党市議団は、西小改築にかかる工事請負契約の変更(約2000万円の増額)に反対し、私が反対討論をしました。
この議案については、このHPでも何度か取り上げてきましたが、砂場の設置など必要なものも含まれていますが、新市章と校章は問題が多く反対せざるを得ません。
採決では、私と小川久子議員と国分修議員の3人が反対、前田耕一議員が棄権しましたが、賛成多数で可決されました(出席議員は30人)。

「あんたのいう通り。反対せなあかんのやけど」

早くも門松が立てられた(亀山天理教で)いつものことですが、議会終了後、他の議員から「あんたのいう通り。反対せなあかんのやけど」という声がいくつも聞こえてきました。
また、市の職員からも「職員の大半はおかしいと思っているよ」という声も聞かれました。確かに職員は、予算編成で大変な苦労をしているのに、議会でまともに答弁できないような予算が通ることに非常に腹立たしい思いがあるわけです。
また、今議会には、連合三重亀山・関地域協議会から「定率減税の廃止・縮小を中止することを求める意見書の提出」についての請願と、「地方の公務員賃金の大幅引き下げに反対し、地域経済の活性化を求める意見書の提出」についての請願が出されました。
この請願の採決で、大まかにいえば自民・公明系の議員(反対)と民主系の議員(賛成)で賛否が分かれ、同じ会派でも賛否が分かれるという会派があったことが印象的でした(党議員は2つとも賛成)。
選挙違反事件以降、こうした傾向が目立つようになってきています。
来年1月には、正副議長選挙や各常任委員会の所属を決める臨時市議会が予定されています。来年10月の選挙もにらみながら、様々な動きがありそうです。

党市議団の反対討論の全文を紹介します

 日本共産党議員団を代表して、議案第131号工事請負契約の変更について反対の立場で討論します。
 この議案は、今、改築中の西小学校の請負代金を2000万円ほど増額するという契約変更です。変更の内訳をみると、砂場の設置や避難器具など必要なものも含まれていますが、新市章と校章については到底、認めることはできません。
 教育民生委員会でもただしましたが、まず、校章についてはつけることは必要であり、賛成しますが、金額に問題があります。
 説明によれば、校章の製作に210万円、取付工事費に60万円ということですが、私がインターネットで調べた関東にある大手の専門業者が出している校章の製作費の値段表によれば、同じ材質で70pのものが61万円、100pのものが96万円となっており、210万円もかかるというのが全く理解できません。
 この点について、教育民生委員会でも210万円が妥当であるという市の答弁はついに聞かれませんでした。つまり、高いということを認めたわけです。
 もう一つの新市章ですが、これはつけることそのものが必要のないものです。その理由として、これまで小・中学校には、長く市章をつけずにきましたが、何ら問題になっていません。それを新市ができた記念につけるとか、他の学校にも建て替えなどの大規模改修時につけるというのは、全く説得力がありません。
 その上、驚いたことに市の施設として当然、つけていなければならないところについていないことが明らかになりました。例えば、関支所、あいあい、医療センターなどには新市章がついていません。
 こうしたことを放置しておいて、新市の記念だとか言っても全く説得力がないことは明らかではないでしょうか。
 さらに、値段も校章と同様に高すぎるものです。
 以上の通り、今回の議案の新市章と校章は、全くの無駄使いであり、市民にとって到底、納得できるものとはいえず、反対するものです。
 議員各位のご賛同を求め、討論とします。

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